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冷蔵庫はキッチンになくたっていい。開かれた製品を自由に楽しむ

より便利に、手に入れやすい価格で。そんなユーザーの願いと手を取り合うようにして発展し続けてきたマスプロダクト(大量生産システムによって作られた製品や量産品)のものづくりにおいて、いま、新たな価値の模索が進んでいます。中でも、完成された製品をただ使うだけでなく、製品の制作プロセスに関わったり、自由な使い方を見出したりと、ユーザーの主体的な関わりを可能とする製品のあり方が注目されています。それは具体的にはどのようなものでしょうか。また、私たちはそのような製品をどんなふうに楽しんでいけるのでしょうか。
 

研究開発グループのデザインセンタおよび、Hitachi European R&D Centre(英国・ロンドン)のDesign Labが推進する、関与によって生まれる価値を具体化するための研究においてご協力いただいた牛込陽介さんとともに、「開かれた製品」をデザインするというのはどういうことなのかを、デザインセンタの野末壮と佐藤知彦が、研究プロセスを紐解きながら語り合います。

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