トイレットペーパーといった日常生活に不可欠な「紙」の素であるパルプの原料や木材を供給する植林事業。現場では、生産拡大のみならず自然環境保護との両立や、労働集約的な作業の削減などさまざまな課題を抱えています。
日立と大手総合商社の丸紅は、こうした課題の解決に向けた実証実験を実施しました。その舞台となった現場は、インドネシア・スマトラ島の広大な森林地帯にあります。そこは最寄りの空港から車で約3時間。途中から未舗装の道も進みながらようやく行き着けるところです。その厳しい環境の中で遭遇する様々なアクシデントを乗り越えながら進められた実証実験を通じて見えてきたのは、持続可能性を追求した新しい時代の植林事業の姿でした。