気候変動のような全地球的な課題に対し、いまさまざまなソリューションが登場しています。その際、宇宙から地球の状態を可視化することで、地球環境の持続可能性に対して宇宙技術が貢献する可能性があります。今回の記事では、Vol.1に引き続き、東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻教授の中須賀真一さん、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所教授の宮﨑康行さんに、日立製作所 研究開発グループの舟根司、田部洋祐を加えて、「宇宙環境の持続性」を切り口に考えていきました。議論は、「エントロピー」の概念を起点に、太陽光発電の可能性と宇宙デブリの致命的な問題、日立製作所のような企業が果たすべき役割へと発展していきます。