市場経済システムの中で、マスプロダクト(大量生産システムによって作られた製品や量産品)は経済性や利便性などを中心にその価値を発揮してきましたが、近年はサステナビリティや環境性も重視されるようになっています。そうした流れの中で、これからのマスプロダクトが担うべき社会性とはどういったものになるのでしょうか。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー』(BNN,2021年)で人と技術がともに生きるあり方を世に問いかけたTakramの緒方壽人さんと、日立製作所 研究開発グループ デザインセンタの福丸諒、森真柊が、現代のマスプロダクトが抱えうる問題を皮切りに、人とプロダクトが対話することの重要性について語り合います。