洋上風力発電の系統連系や大需要地への長距離送電など、再生可能エネルギーの主力電源化を支援し、脱炭素社会の実現に貢献するソリューションとして注目を集めているHVDC(High Voltage Direct Current:高圧直流送電)。スウェーデン王国の首都ストックホルムから約220キロ離れた中部地方にある、スウェーデンのルドヴィカ工場は、このHVDCに関する世界トップレベルの技術と世界各地のプロジェクトへの納入実績を有する日立エナジーの中核拠点であり、同社の前身であるElektriska Aktiebolaget Magnet(エレクトリスカ・アクティエボラゲット・マグネット)社*が鉱山や発電所などの産業に電気機械設備を提供する企業として1900年に創立した地でもあります。歴史があり、各国の技術者が集うこの地で、先進のHVDC技術を学ぶ日々を送っているのが日立HVDCテクノロジーの乗松 圭さんです。