新型コロナウイルスのパンデミックが発生して2年以上が経過しました。感染者の増加の波に合わせて医療現場がひっ迫するなか、ウイルスを短時間かつ高精度で検査できる技術が求められています。
そのニーズに応えるべく、日立社会情報サービスは2022年2月、浜松医科大学などと共同で、新たな抗原検査の手法を開発しました。一般に市販されている抗原検査キットと卓上電子顕微鏡を組み合わせることにより、30分程度の短い時間でPCR検査並みの高い検出精度を実現します。この技術は今後、新型コロナウイルス以外の感染症検査にも幅広く応用できるものとして期待されています。