気候変動対策が喫緊の課題となる中、重要な鍵となるのが、世界中で減少が危惧されている熱帯雨林の保護です。樹木は大量の二酸化炭素を吸収し、水分を気化させて厚い雲を作ります。この雲が日光を反射させ、地球を冷やすため、熱帯雨林の保護が重要なのです。
しかし、毎年3,200万エーカー(約1,214億平方メートル)もの熱帯雨林が樹木伐採で破壊され、地球に欠かすことのできないこの資源が驚くほどの速さで減少しています。こうした中、日立は、アメリカの非営利団体「レインフォレスト・コネクション」と協力して、違法伐採を検知する監視システムを開発。熱帯雨林を違法伐採から防ぐ取り組みをしています。