今から30年後の2050年,人類はどのような社会に生きているのだろうか。日本は超高齢化と人口減少に直面し,気候変動や資源不足などの危機によって社会の営みや生命が脅かされているかもしれない。2045年にはAIが人間の知能を超えるシンギュラリティが起こるとも言われ,デジタル技術の進展が生活や仕事,価値観を大きく変えている可能性もある。
「2050年の大学と企業のあり方」をテーマとした共同研究を行っている京都大学と日立製作所。これから予想される社会の変化,未来の社会を見据えた大学と企業のあるべき姿,そして未来の課題克服に向けて大学と企業が協力できることについて,両者のリーダーはどのようなビジョンを持っているのか――。
山極壽一総長と東原敏昭執行役社長が膝を交えて語り合う。